初めての方へ万年青の育て方


千変万化な葉芸を持つ伝統的な多年草
おもとの魅力と栽培法

スマホ対応販売ページ


 おもとは漢字で万年青と書き、めでたい植物、縁起の良い植物として、古くから珍重されてきた伝統的な多年草です。
慶長11年に徳川家康公がおもとを床の間に飾って江戸城に入城したという故事は有名です。 
 おもとの葉芸は、茶道の「詫び、寂び」の境地にも通じており、その色彩と葉姿の中に自然の織り成すは千変万化で貴品があります。 
 おもとがいつ頃から日本に自生していたかは定かではありませんが、約500年くらい前より長い年月をかけて育種改良を重ねてきた歴史があります。
 おもとの魅力は葉姿や色彩、葉芸の変化です。大きさも掌に乗るくらい小さい小葉、少し大きい中葉、葉長が50p内外になる大葉おもとなど様々あります。葉芸も気品に満ちた図虎、虎斑、縞柄、覆輪、竜芸などバラエテーに富んでいます。さらには、四季を通じて緑を保ち、葉芸が年ごとに変化して美しく成長していきます。この点がおもとを育てる醍醐味といえるでしょう。





おもとの植え替えについてQ&A


おもとの育て方


置き場
 春から秋までは通風の良い場所で、冬季は西・北風の当らない軒先や廊下、温室やフレームなど凍らない場所に置いて管理してください。
 特に冬季の過保護は禁物で、日中は高温にせず、昼夜の温度差は13度前後として、冬眠に近い状態にしておいてください。


冬季は凍らない場所で管理する。特に昼夜の温度差は13度前後として、冬眠に近い状態を保つことが大切

 日照は、午前中は日光が当り午後は日陰となる場所がよいです。また常時日覆をして栽培していると、葉色は青々として見た目には美しく仕上がりますが、その実、株は細くて軟弱となり、子の繁殖も極端に悪くなりますので注意してください。品種によって異なりますが、基本的に春と秋は午前10時頃まで日に当て、以後は日覆をして、葉焼けを防ぐようにするとよいでしょう。


日覆をして、葉焼けを防ぐ
春から秋までは通風に心がけ、午前中は
日に当てその後は日覆いをして葉焼けを防ぐ


潅水
 植え込み方法や品種によって一概には言えませんが、基本的に、鉢の表面が乾いてきたら潅水するように心掛けてください。水切れは避けなければなりませんが、過度の過湿はそれ以上に成長を著しく阻害しますので注意しましょう。
 春から夏の晴天日には、鉢底からたっぷり流れ出るまで潅水します。水の乾かない日は2日に1回くらいでよいでしょう。基本的に夏の日中は潅水しないことと、鉢の表面が乾いてきたら潅水するよう心得てください。また、植え込み用土により乾き具合がちがいますから、いろいろ工夫してください。



施肥 
 おもとは、あまり肥料を必要としません。言い換えれば少量の肥料で育ちますので、与えすぎはくれぐれも禁物です。 基本的な肥料としては、油カス6、骨粉2、米ぬか2を混合して水でよく練り、十分発酵させてから大豆粒くらいに丸めて玉肥をつくり、それを与えます。
 また、最近は専用のおもと肥料も市販されていますので、それを利用しても良いでしょう。







雨の中のおもと   
強い雨はビニールで覆い管理する。



 玉肥を施す時期は2〜3月と4〜5月にそれぞれ2〜3個
(大型種の場合は3〜4個)を株元から離れてた鉢の縁側に置き肥します。
 入梅から真夏(気温28度以上)には肥料は与えない方がよいでしょう。
 さらに、9月末頃から藁灰のアク汁約1000倍液(藁灰約10gに水10lg)を2回与えると、根や芋がより丈夫に育つでしょう。オモトの材料

病害虫防除 
 病害虫の予防は早めの対策が必要です。葉の表面などに赤茶けた丸い斑点が現れる赤星病にはベンレート1000水和剤やダコニール1000水和剤の
1000倍液を月に1回を目安に散布して予防します。
 また、最も被害の多いスリップスにはマラソン乳剤1000倍液、カイガラムシの予防にはスプラサイト゛乳剤の1000倍液を月に1回を目安に散布するとよいでしょう。
 さらに、柔らかい新芽に穴をあけるナメクジの防除にはナメキールやナメトックスなどを用いて防除するようにしてください。


万年青の病気



趣味の山野草
おもとの記事が載っています 


家康のふるさと 岡崎 おもと豊明園
オモト丈夫で育てやすい入門品種
萬年青の楽しみ
万年青頒布品2
おもと豊明園